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2008.06/10 [Tue]
Lavandin Abrial

かつて、プロヴァンスの主力品種として1930年代から1975年まで。
最盛期にはプロヴァンス全域の75%近い作付面積を誇った
優良品種です。
良質のオイルでしかも収量が非常に多い品種だったそうです。
「NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12か月、ラベンダー」で
広田靚子さんが取り上げています。
ただし「奇跡のカムバックを遂げた有名な品種」というくだりは、
適切ではないでしょう。
カムバックはできませんでした。
この品種の集約栽培地域から突然大規模な立ち枯れが発生。
プロヴァンスの4分の3以上を占めていたアブリアル種は、
短期間のうちに壊滅していったのです。
原因が判明したのは1994年。
その間、1972年から1975年に劇的に増加したのが、現在ラバンディンの
主力品種になるグロッソです。
生産性高く、気候・土壌の適応性に富み、病気に対して強健な品種です。
オイルの量、質ともにアブリアルには劣るものの、3ー4年でとって代り
劇的に栽培面積を拡大することで、総収量で他の品種を圧倒して
いきました。

プロヴァンスのラベンダー栽培史に埋もれた名品ですね。
昨年訪問した際、このアブリアルのエッセンシャルオイルを
購入することができました。
現在のオイル生産はプロヴァンス全体の7%程度。
栽培面積はかなり限られましたが、オイル収量が多いので
まだこれだけの生産をあげられるようです。






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