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Lavandin Abrial



かつて、プロヴァンスの主力品種として1930年代から1975年まで。
最盛期にはプロヴァンス全域の75%近い作付面積を誇った
優良品種です。
良質のオイルでしかも収量が非常に多い品種だったそうです。

「NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12か月、ラベンダー」で
広田靚子さんが取り上げています。
ただし「奇跡のカムバックを遂げた有名な品種」というくだりは、
適切ではないでしょう。
カムバックはできませんでした。
この品種の集約栽培地域から突然大規模な立ち枯れが発生。
プロヴァンスの4分の3以上を占めていたアブリアル種は、
短期間のうちに壊滅していったのです。

原因が判明したのは1994年。
その間、1972年から1975年に劇的に増加したのが、現在ラバンディンの
主力品種になるグロッソです。
生産性高く、気候・土壌の適応性に富み、病気に対して強健な品種です。
オイルの量、質ともにアブリアルには劣るものの、3ー4年でとって代り
劇的に栽培面積を拡大することで、総収量で他の品種を圧倒して
いきました。
DSCN3112.jpg

プロヴァンスラベンダー栽培史に埋もれた名品ですね。

昨年訪問した際、このアブリアルのエッセンシャルオイル
購入することができました。
現在のオイル生産はプロヴァンス全体の7%程度。
栽培面積はかなり限られましたが、オイル収量が多いので
まだこれだけの生産をあげられるようです。
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テーマ : ♪素敵なガーデンライフ♪
ジャンル : ライフ

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なんか いい響きです☆

隠れた名品種...♪

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Trifolium repens さんへ

園芸植物を調べていくと、時々こういう「歴史に埋もれた品種」
みたいなものに行き当たりますね。

これは、怖い例です。
優秀な品種だったので、農家みんなが同一品種を育てた為に
壊滅したのです。日本で例えればササニシキでしょうか。
多様な品種を植えれば収益を減らし、収益を求めれば、リスクは
最大になります。
絵に描いたような農業崩壊の図ですね。
プロフィール

Laceyblue

Author:Laceyblue
有名だけど地味なハーブ
Rosemaryに魅せられた
管理人が世界の各地から
ハーブと生活情報を
紹介します。

ニュージーランドで
ラベンダーとローズマリー
の世界的権威・故ピーター・
カーター氏に師事すること
10年余。

英国王立園芸協会、
ロンドン本部に所属すること
30年余のハーバリストに
して、収集家。

アメリカ・ノースカロライナ
州ナーセリー・ライセンス所持。
正規登録ナーセリー経営。
ナーセリー・ビジネスにて
起業。アメリカで会社設立。

(このブログのルール)
外から見るとよくわかる。
日本と日系社会に対する
辛辣な批評は「愛情」です。

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(略歴)
英国王立園芸協会本部会員。
英国ハーブソサエティ会員。
アメリカハーブ協会会員。
インディアナ・マスター
ガーデナー。
ノースカロライナ・マスター
ガーデナー。
ノースカロライナ州登録
農場経営(オーナー)

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