牛肉とオクラ、グレープ、ナツメのタジン。
急に気温が上がったインディアナポリスです。
何を思ったのか、64度・・・・・摂氏18度でしょうか。
中西部の真冬なんですけどね、まだ。。。
もはや、3月ともなればコレもありかな。
新たな「ふきのとう」が出現しました。
もうちょっと大きくなって貰わないと、「ばっけ味噌」にはならないか。。。
こういう「春の苦味」を楽しむ習慣は、食生活の歴史が長い地方に
限られる事ですね。日本のほかでは、プロヴァンスやイタリアが伝統的に、
積極的に苦味を楽しむ食文化をもっています。
フランスや中国でもまだまだ少数派。どちらも食の文化は案外浅い。
歴史を考えれば、当たり前のことですね。
さて、本日のタジンは、アメリカでは高価なラムに代わって
手軽に手に入り、選択肢の多い牛肉。
大体、このタジン鍋、本来は安い肉でも美味しく調理できるために
広まった物。ならば、アメリカなら牛や豚で試すべきでしょう。。。
ちなみに、一番安い鶏肉では、モロッコ料理の定番中の定番、
「レモン・チキン」があります。。。
今回は、ポンド$2.99!!の格安牛肉でタジンを試します。
安いので、厚さ1インチのブツ切りを山盛りに・・・・
ズッキーニ、オクラ、紫玉葱、にんじん、イチジク、
アプリコット、デーツに生のブドウをたくさん。
蓋が閉まらなくなるほど。。。
上から、ジンジャージャムを廻しかけました。
肉には塩コショウを強めにします。甘くてしょっぱい感じです。
肉の厚さが、1インチとかなり厚めなので、今回加熱時間は
1時間半。できあがりには、香菜とパセリ、ミントを散らしました。
インスタント・クスクス(スムール)に合わせて、いただきます。。
基本的にスパイス、ハーブは同じ物ですが、合わせるフルーツに
よって、風味が異なります。
イチジクの旨み、デーツの甘さ。ブドウの酸味と香り。
それらをシナモンとクミンがまとめているようです。。。
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